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職業訓練校でWEBデザイナーはやめとけ!元講師が語る職業訓練校の実態
私はWEBデザイン講師を1週間で辞めたことがある。
ブラックの中でも超ブラックだった会社はさすがに1週間で辞めた。
こんにちは!
ブログだけで生活しているYOAKE WEBのふなさんです。
27歳でフリーランスでWEBデザイナーになり12年間はひとりでWEBデザイナーをやっていました。
一人でWEBデザイナーを続けるのは作業的にもスキル的にも厳しくなってきた2010年ごろから、企業に入ってWEBデザイナーやWEBディレクターを目指していましたが、失敗ばかり・・・・
フリーランスになる前のブラック企業エピソードをまとめました。
私は現在WEBデザイナーを辞めてブログだけで収入を得ています。
24時間自由、納期・締め切りなし、打ち合わせなし、収入はWEBデザイナー以上。
苦労はしましたがブログだけで稼げるようになってよかったです。
フリーランスWEBデザイナーで稼ぎたい人はこれを読んでください 。
最近はレンタルサーバーが改良を重ねているので、WordPressの制作が一般人でも簡単にできるようになりました。
無料で使えるブログサービスやSNSの活用でも集客ができるようになっています。
ECの運営でも、無料から低予算で使えるショッピングカートサービスもたくさんあります。
デザインにこだわならなければいくらでも低予算でホームページやECの仕組みができてしまうのです。
WEBデザイナーができる仕事がどんどん減っているのです。
そのことはクライアントも知っているのです。
ではどうすればいいのか?
人のためにWordPressを作るよりも、自分のWordPressを作って役に立つ情報を書いて収益化する方がおすすめです。
24時間自由でクライアントとの打ち合わせや指示もなく、完全フリーの生活を続けています。
稼げる状態になるまでは簡単ではありませんが、やり方次第で自由な生活は手に入ります。
副業からでもいいのでブログを始めてみてください。
WEB業界で働くよりもブログ収入を作って生活してみたい人は、ブログの始め方を次の記事にまとめているので参考にしてください。
WordPressを勉強したい人も参考にしてくれると嬉しいです。
WEBデザイナーはやめとけ!と言われる4つの理由
- WEBデザイン未経験では就職が困難
- WEBデザイン職業訓練校の内容のレベルに差がある(低い)
- WEBデザイン会社がブラック体質なところが多い
- フリーランスWEBデザイナーでも平均収入が低い
私が「WEBデザイナーはやめとけ!」と思う理由は主にこの4つです。
理由1:WEBデザイン未経験では就職が困難
私自身、フリーランス以外にクリエイター育成事業に関わったことがあり、そこでWEB制作会社やデザイン業界のブラックぶりを知りました。
そこで知ったデザイン業界の実情が「未経験ではほぼ就職不可能」ってことでした。
コーディングができるWEBデザイン系の有名専門学校を卒業した人たちですらその状態でした。
就職できた人はどうしたかというと、サンプルサイトの作成や実在するサイトのトレース試作とかではなく、実際に営業しているお店や会社のサイト制作を行なってそれをポートフォリオとして使いました。
具体的に個人でどうポートフォリオを作るかは別途説明します。
理由2:WEBデザイン職業訓練校の内容のレベルに差がある
WEBデザインの職業訓練校があるのはご存知でしょうか?
ハローワークに行けばそういう情報もみることができるし案内されることもあると思う。
実は私はWEBデザイナーの職業訓練校の講師として働いた経験がある。
研修として会社に入ったところ、2日目にはなんとメイン講師をやらされる羽目になった。
まだ教科書にすらろくに目が通せていない、授業がどのような内容で進んでいるかも把握できない状態でだ。
どういうことかというと、その会社がブラック体質な上に給料が安すぎるせいで講師として入ってきた人たちが次々に逃げるように辞めていくのだ。
おまけに教科書の内容が、実際のWEBデザインでは役に立たないような古すぎる内容や初心者すぎる内容ばかりなのだ。
職業訓練校の生徒たちが学べることが非常にレベルが低いことがこれで伝わるでしょうか?
ちゃんとやっている職業訓練校もあるだろうけど、まともではないところもあるかもしれない。
職業訓練校は給付金がもらえるのを割り切って授業に参加して、必要なスキルは死ぬ気で独学してほしい。
でないとスキルアップしないし希望の会社に就職することは難しいだろう。
ちなみにそのブラックすぎる職業訓練校の講師は研修期間中の1週間ほどで辞めました。
本当にやばい会社でした。
理由3:WEBデザイン会社がブラック体質なところが多い
WEBデザイン業界に限らず、デザイン業界は残業やサービス残業などでブラック体質な会社も多い。
私自身郁瑠夏のデザイン系の会社で働いたが、ほぼほぼブラックだった。
ブラック会社に殺されるというのも真実味のある話なのだ。
実際に私はブラック会社の影響でウツになってしまった。
何とか回復させて社会復帰してもまたブラック。
最後には雇われるよりもブロガーになったほうがいいと決意してブログを書き始めた。
収入はWEBデザイナーをやっていた頃よりも跳ね上がり、年収500万円を超えることもあった。
あなたがもしデザイン系の会社に入ろうと思っているなら、勉強も兼ねてブログを書いてみることの方をおすすめします。
理由4:フリーランスWEBデザイナーでも平均収入が低い
高い収入を稼ぐことができるのは一部のWEBデザイナーだけではないかと思う。
個人だとWEBデザインの制作費用がどんどん下がっている。
その理由は3つある。
- WordPress制作案件が増えて料金が下がっている
- WordPress納品だと更新依頼がほぼなくなるのでサイト管理依頼が少ない
- WEB制作にそもそもお金を使いたくないクライアント
WordPressなどのCMSが使われる前は、HTMLとCSSなどでフル制作する必要があった。
例えば20ページほどのホームページを個人で作る場合、20万〜30万円ほどの制作費をいただいていました。
ワードプレス納品になってからは制作費用が激減し10万円以内に。
収入を上げるためには件数をこなさないといけなくなりましたが、ホームページ制作の打ち合わせにかかる手間は依然とあまり変わらない。
やり方次第で制作費を上げることはできるかもしれないですが、制作者からみたWordPress納品の最大のデメリットは『更新費用がほぼ発生しない』ということ。
以前ならHTMLの更新やサイト全体のメンテナンスなどでサイト管理費用・更新費用が必要でしたが、ワードプレス納品の場合はこれがゼロ円。
WordPressのメンテナンスなど年に数回でOKだし、継続的な管理業務があったとしても費用的には低いものなので稼げない。
細客しかいないフリーランスのWEBデザイナーだと、月収20万円を超える収入を稼ぐには毎月数件のワードプレス制作案件を受注しないといけない。
打ち合わせを簡略化しても数をこなすのに忙しくなり消耗するだけの働き方になってしまいがち。
IT技術は年々進歩しているので、常にスキルアップし続ける必要がある面もかなりの負担です。
だからこそ思うのです、
WEBデザイナーを目指すのはやめとけ!と。
「WEB業界やめとけ」WEBデザイン講師を1週間で辞めた話 ハローワークの職業訓練校はブラック
ハローワークに紹介してもらい面接希望を出した会社はパソコンスクールの講師の仕事だった。
WEBデザインを中心に教えるクラスがあるらしいので、とりあえず見学に行くつもりで面接を受けてみた。
「履歴書もいらないからすぐに面接に来てくれ」ということで、一応急いで履歴書を作成して面接に行った。
面接に行ってみると民家の一角のようなところの一階がパソコンスクールの受付になっていて、2階が事務所だった。
階段を上がったらすぐ事務所があり社長席があった。
民家のようなワンフロアにジムデスクがぎっしり10席ぐらい並べられていて、どの机も教科書や書類で山積みになっていた。
今思うと地獄のようなやばい光景だった。
私が簡単に経歴を話すと、社長は私の話などどうでもいいかのような勢いで「採用だから明日からすぐに来て」とご機嫌な雰囲気だった。
その場ですぐに採用になった。
この会社大丈夫かな?!
という不安は正直あったが、早く職を見つけて安心したいという気持ちがあり働くことにした。
翌日から研修が始まった。
1ヶ月はサブ講師として講義のサポートをするという話だった。
研修ということで希望した勤務地ではなく、少し遠い京都の教室にしばらく通うことになった。
研修1日でメインWEB講師になった
求人にあった希望した職場からは非常に遠い場所だったが、研修だし仕方ない、頑張ろうと思っていた。
1日目、メイン講師が授業を進める中、私は教室の後ろでパソコンの設定をして教材に目を通しながら雰囲気を掴んで行った。
2日目が終わっていきなりびっくりするようなことを言われた。
「明日からメイン講師をしてください」
分厚い教材はまだほとんど目を通していない。
授業がどんな流れで行われるのか2日で覚えられるはずがない。
給与など条件変更の話もない。
正直面食らったが、HTMLやCSSのWEBデザインの基礎的授業内容だったのでとにかくやってみることになった。
WEBデザイン講師を1週間で辞めた
隣のクラスを担当している先輩講師に事情を伺ってみると
「うちは超ブラックだから辞める人が多い。俺は仕方ないからブラックでも働いてる」
苦笑いをしながらそう言っていた。
先輩も明日の授業のための教室に残って明日の授業の準備をしていた。
もちろん残業代は出ないし、ダラダラと残っていたら会社から教室の電気代を請求されるという恐ろしい話も聞いた。
本当にやばい。
入社早々、休日出勤を命ぜられた
新たに教材を作るプロジェクトに入ってくれということだった。
まだ今の教科書さえろくに目を通してないのだが。
教科書をざっとみてみると、将来的に使わない古いプログラムやコードが多数あり、こんなもので勉強してもWEBデザイナーとしてまともに仕事ができるはずがないと思った。
休日出勤の日、私は約束の時間より早く行ったが先輩講師は誰一人来ていなかった。
しばらく待っていると、最近入ったばかりという50代ぐらいの男性が来た。
約束の時間になってもエリアチーフの講師は来ず、結局かなり遅れてきた。
新しい教材の打ち合わせをしてその日は終わった。
みんなどこか疲れ果てており、目だけはやたらギラギラさせて青ざめた顔のゾンビのように見えた。
何かが大きく狂っている。
私は帰ったら翌日の授業の準備をするため遅くまで教材と向き合った。
もちろん教材理解に費やす時間に給料が出るはずがない。
割に合わない
私が結論出すのは早かった。
どう考えてもおかしい。
まだ研修中だし早く辞める方がいいと思った。
先輩の話によると、実際こうして入って間もなく辞めてしまうか、忙しすぎて精神的に崩壊して辞めていく人が後を絶たないそうだ。
会社と生徒の間で押し潰されて精神を崩壊していくのだろう。
この会社には講義が終われば社長に直接業務報告しないといけないという不思議なルールがあった。
3日目か4日目の講義が終わって帰りの電車のホームで社長に電話をかけた。
その場で社長に辞めることを電話で伝えた。
「あんたは勝手やぁ!!!」
携帯が壊れるかと思うくらい大きな声で言われた。
私はなんと返答しただろうか?あまり覚えていない。
「あんたの方が勝手やで」と心の中で思ったのは覚えている。
1週間ぐらいのスピード離職だった。
研修中なので正式に雇われてたわけじゃないんでバイトと同じだった。
代わりの講師が決まるまで、私はそれからも数日メイン講師をした。
長年フリーランスでデザイン業をしていた経験のある私に興味を持ってくれたのか、講義は生徒からは好評だった。
会社がしっかりしていればWEBデザインの講師という仕事も悪くなかったと思うが。
あとになってネットで検索して調べてみたが、ハローワークから紹介される職業訓練校は時代遅れの内容を教えるブラック校であることが多いようだ。
ハローワークがブラック
後日「この会社はブラック会社でしたよ」ってハローワークの窓口に行ったら逆に門前払いされた。
- ハローワークで紹介されたところが完全にブラック企業だった
- 条件が求人票と全く違う
- こんなところを紹介しないで欲しい!
こう私は訴えた。
しかしハローワークの人は
「ハローワークでの求人は原則、企業が出したものはすべて受け付けますので、そういう問題は労基に行ってください」
ハローワークでの求人は原則、企業が出したものはすべて受け付けなければならない。
ブラックの温床ここにありという問題がハローワークにあった。
現在は少しはこの問題が改善されたようだが、実際はどれぐらい改善されているのかわからない。
私が講師として少し通ったその教室は現在は存在しないようだ。
閉鎖したのだろう。
就職した先がブラック企業だった場合の対処方法