ブラック企業シリーズです。
私はWEBデザイン講師を1週間で辞めたことがある。
ブラックの中でも超ブラックだった会社はさすがに1週間で辞めた。

こんにちは!
ブログだけで生活しているYOAKE WEBのふなさんです。
27歳でフリーランスでWEBデザイナーになり12年間はひとりでWEBデザイナーをやっていました。
一人でWEBデザイナーを続けるのは作業的にもスキル的にも厳しくなってきた2010年ごろから、企業に入ってWEBデザイナーやWEBディレクターを目指していましたが、失敗ばかり・・・・
フリーランスになる前のブラック企業エピソードをまとめました。
私は現在WEBデザイナーを辞めてブログだけで収入を得ています。
24時間自由、納期・締め切りなし、打ち合わせなし、収入はWEBデザイナー以上。
苦労はしましたがブログだけで稼げるようになってよかったです。
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WEB業界で働くよりもブログ収入を作って生活してみたい人は、ブログの始め方を次の記事にまとめているので参考にしてください。
WordPressを勉強したい人も参考にしてくれると嬉しいです。
「WEB業界やめとけ」WEBデザイン講師を1週間で辞めた話 ハローワークの職業訓練校はブラック
ハローワークに紹介してもらい面接希望を出した会社はパソコンスクールの講師の仕事だった。
WEBデザインを中心に教えるクラスがあるらしいので、とりあえず見学に行くつもりで面接を受けてみた。
「履歴書もいらないからすぐに面接に来てくれ」ということで、一応急いで履歴書を作成して面接に行った。
面接に行ってみると民家の一角のようなところの一階がパソコンスクールの受付になっていて、2階が事務所だった。
階段を上がったらすぐ事務所があり社長席があった。
民家のようなワンフロアにジムデスクがぎっしり10席ぐらい並べられていて、どの机も教科書や書類で山積みになっていた。
今思うと地獄のようなやばい光景だった。
私が簡単に経歴を話すと、社長は私の話などどうでもいいかのような勢いで「採用だから明日からすぐに来て」とご機嫌な雰囲気だった。
その場ですぐに採用になった。
この会社大丈夫かな?!
という不安は正直あったが、早く職を見つけて安心したいという気持ちがあり働くことにした。
翌日から研修が始まった。
1ヶ月はサブ講師として講義のサポートをするという話だった。
研修ということで希望した勤務地ではなく、少し遠い京都の教室にしばらく通うことになった。
研修1日でメインWEB講師になった
求人にあった希望した職場からは非常に遠い場所だったが、研修だし仕方ない、頑張ろうと思っていた。
1日目、メイン講師が授業を進める中、私は教室の後ろでパソコンの設定をして教材に目を通しながら雰囲気を掴んで行った。
2日目が終わっていきなりびっくりするようなことを言われた。
「明日からメイン講師をしてください」
分厚い教材はまだほとんど目を通していない。
授業がどんな流れで行われるのか2日で覚えられるはずがない。
給与など条件変更の話もない。
正直面食らったが、HTMLやCSSのWEBデザインの基礎的授業内容だったのでとにかくやってみることになった。
WEBデザイン講師を1週間で辞めた
隣のクラスを担当している先輩講師に事情を伺ってみると
「うちは超ブラックだから辞める人が多い。俺は仕方ないからブラックでも働いてる」
苦笑いをしながらそう言っていた。
先輩も明日の授業のための教室に残って明日の授業の準備をしていた。
もちろん残業代は出ないし、ダラダラと残っていたら会社から教室の電気代を請求されるという恐ろしい話も聞いた。
本当にやばい。
入社早々、休日出勤を命ぜられた
新たに教材を作るプロジェクトに入ってくれということだった。
まだ今の教科書さえろくに目を通してないのだが。
教科書をざっとみてみると、将来的に使わない古いプログラムやコードが多数あり、こんなもので勉強してもWEBデザイナーとしてまともに仕事ができるはずがないと思った。
休日出勤の日、私は約束の時間より早く行ったが先輩講師は誰一人来ていなかった。
しばらく待っていると、最近入ったばかりという50代ぐらいの男性が来た。
約束の時間になってもエリアチーフの講師は来ず、結局かなり遅れてきた。
新しい教材の打ち合わせをしてその日は終わった。
みんなどこか疲れ果てており、目だけはやたらギラギラさせて青ざめた顔のゾンビのように見えた。
何かが大きく狂っている。
私は帰ったら翌日の授業の準備をするため遅くまで教材と向き合った。
もちろん教材理解に費やす時間に給料が出るはずがない。
割に合わない
私が結論出すのは早かった。
どう考えてもおかしい。
まだ研修中だし早く辞める方がいいと思った。
先輩の話によると、実際こうして入って間もなく辞めてしまうか、忙しすぎて精神的に崩壊して辞めていく人が後を絶たないそうだ。
会社と生徒の間で押し潰されて精神を崩壊していくのだろう。
この会社には講義が終われば社長に直接業務報告しないといけないという不思議なルールがあった。
3日目か4日目の講義が終わって帰りの電車のホームで社長に電話をかけた。
その場で社長に辞めることを電話で伝えた。
「あんたは勝手やぁ!!!」
携帯が壊れるかと思うくらい大きな声で言われた。
私はなんと返答しただろうか?あまり覚えていない。
「あんたの方が勝手やで」と心の中で思ったのは覚えている。
1週間ぐらいのスピード離職だった。
研修中なので正式に雇われてたわけじゃないんでバイトと同じだった。
代わりの講師が決まるまで、私はそれからも数日メイン講師をした。
長年フリーランスでデザイン業をしていた経験のある私に興味を持ってくれたのか、講義は生徒からは好評だった。
会社がしっかりしていればWEBデザインの講師という仕事も悪くなかったと思うが。
あとになってネットで検索して調べてみたが、ハローワークから紹介される職業訓練校は時代遅れの内容を教えるブラック校であることが多いようだ。
ハローワークがブラック
後日「この会社はブラック会社でしたよ」ってハローワークの窓口に行ったら逆に門前払いされた。
- ハローワークで紹介されたところが完全にブラック企業だった
- 条件が求人票と全く違う
- こんなところを紹介しないで欲しい!
こう私は訴えた。
しかしハローワークの人は
「ハローワークでの求人は原則、企業が出したものはすべて受け付けますので、そういう問題は労基に行ってください」
ハローワークでの求人は原則、企業が出したものはすべて受け付けなければならない。
ブラックの温床ここにありという問題がハローワークにあった。
現在は少しはこの問題が改善されたようだが、実際はどれぐらい改善されているのかわからない。
私が講師として少し通ったその教室は現在は存在しないようだ。
閉鎖したのだろう。
就職した先がブラック企業だった場合の対処方法